君は黒い涙を流す少女を知っているか?

といっても、実在の話ではなくて、CMの話なんですが。
映画館で映画を観る人はよく知っていると思うのですけれども、映画の前に海賊版撲滅キャンペーンというCMが2年くらい前からですかね。ほぼ流れるようになったのです。

何が言いたいかというと2点ありまして。まず一点は、この少女は谷村美月さんという女優さんなのですが、時をかける少女の主人公の声優さんやってたとオイラが勘違いしていた事です。時をかける少女の主人公の声優さんは、仲里依紗さんで、谷村美月さんは藤谷果穂という引っ込み思案な下級生の役をやっていたのでした。オイラからデマを聞いた人、すまんです。

もう一点は、いい加減このキャンペーンのCMを流すのは、終わりにしてくれませんかねという要望。要望といってもネットの片隅で書き綴っているだけなんですが。
まず、このCM観た事がない人は、こちらのhttp://www.jimca.co.jp/index.htmlのサイト(http://www.jimca.co.jp/index.html)から、Movie Playをクリックしてもらうと見る事ができます。CMの中身としては、少女が涙を流して、それが黒い涙となって頬を伝うと、ドクロマークが現れて、フィルムが焼かれるという、ひねりもない直球の内容。なのに、何故、海賊版を買ったり、観たりしたらいけないのかが伝わらない内容。
これね、映画の予告を見て、「あぁ次はこの映画観よう、これは今イチそうだからDVDでいいか」というチェックをした後に、さぁ本編だという、気分を盛り上げていく時に、このCMが流れるとテンションが下がるんですよねぇ。
いや、誰が悪いといえば、映画館で盗撮して、海賊版を作成する輩や、P2Pソフトを利用して、不正にダウンロードをする輩が悪いに決まっているのであって。それに対して啓蒙をするなとは、言いませんけど。

でもね、でもさ。

オイラはワザワザ映画館まで足を運んで、お金という対価を払って鑑賞しているのですよ。(そりゃ、レイトショーの割引値段で観たり、試写会の応募の結果鑑賞したりはありますが)その人間に対して、海賊版を観るな、買うなっていうCMを流すのって、おかしくね?
レストランで禁煙席に座っているのに、受動喫煙の害について、説教をされるようなものじゃね?いや、だから、タバコ吸ってないじゃん、吸えない席に座ってんじゃんというね。(相変わらず微妙に分かり難い例え話ですが)
最初は、キャンペーンだというので、短期間だろうと、まぁしょうがないないよねと思ってたのだけど。最近でもまだ観るので。いい加減、このCMの内容を新しくするなり、CMをテレビで放送するように切り替えるなりしてほしいなと思う。