スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師を観たお

公式サイト⇒http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/
19世紀のロンドン。理髪店を営んでいた男が彼の妻に横恋慕した悪徳判事によって、無実で投獄されてしまう。15年後、スウィーニー・トッドと名を変え、商売道具のカミソリを手にして復讐の鬼と化した。

ティム・バートン監督とジョニー・デップのタッグが組んだ作品で、なんともティム・バートンらしい映画です。
感想としては、「結構楽しめたけど、何度も観たくなる作品じゃないかなぁ〜」という所。

猟奇的かつ、ちょっとグロテスクな表現がでるので、そういうのが嫌いな人は観ないほうが良いと思う。あと血は、ドバドバでます。まさしく出血大サービスと言っていいくらいに。その意味でRー15じゃなく、R−18でも良かった気がする。そしてミュージカル作品なんで、ミュージカルが嫌いな人も止めておいた方が良いでしょうね。

画面の色使いは、ほとんどモノクロのよどんだ雰囲気が、ロンドンの町並み、セット、衣装に至るまで統一されていて、それが血の赤や、パイ屋の女主人の総天然色の夢とのコントラストとなって、上手く生かされているように感じた。
歌の部分は、ジョニー・デップヘレナ・ボナム・カーターも上手いなぁ〜と思ったが凄いなぁ〜とまでは思わなかった。
基本ミュージカルなんで、ストーリーは単純、イベントも少なめです。幽閉された少女、2階が理髪店で、1階がパイ屋という建物、理髪店の椅子のギミックなど、舞台向きの設定が面白かった。だけど、なぜあそこまで狂信的に復讐を行おうとしたかは、丁寧に描いて欲しかった気がする。

そう言えば、ジョニー・デップパイレーツ・オブ・カリビアンに出演時のインタビューで、自分の子供にみせれる作品に出たいと言ってたと思いますが、この作品は大丈夫なんかなと、ちらっとね、余計なお世話の心理になりました。