イエスマン “YES”は人生のパスワード

公式サイト⇒http://wwws.warnerbros.co.jp/yesman/
感想としては、「久々にジム・キャリーの顔芸が見れた&ズーイ・デシャメルが超キュート」でした。

どんな事にもNOと言い続けていた男が、ある自己啓発セミナーを通じて、全てにYESと答えるとどうなるかという物語。
普段、あまりコメディ映画を観に行かないんですけど、これはどっちかというとトゥルーマン・ショーみたいな映画かなと思って観に行ってみたら、コテコテのMASKのようなコメディ映画だったという状態でした。
最初は、怪しげな自己啓発セミナーが出てきて*1、うげっと思ったのですが、自己啓発セミナーに対する批判も取り入れられており、映画としては、そつなくまとまっていると思います。なにより、久々にジム・キャリーの全力の顔芸が見れたのが、懐かしかったです。

そしてストーリーも伏線を細かく使われていて、全てYesと答える事で好転していったストーリーが、後半Yesと答えていたがために、暗転していった部分など、丁寧に作ってあるな〜と。他にもキャラクターもコスプレパーティ好きな上司とか、主人公にせまるおばあちゃんとかユニークなキャラクターでした。欲を言えば、今回もジム・キャリーは銀行員だったのだから、MASKの時のヒロイン、キャメロン・ディアスが登場したら、自分は笑ったなと思いました。

そして、この映画のヒロインのズーイ・デシャメルがキュートでした。なんというか表情がよかった。
ミュンヒハウゼン症候群という名前の変わったパフォーマンスをするバンドのボーカルをしていたり、マラソンをしながら写真を撮る講師をしていたりと、まぁ不思議ちゃん系な感じなのではあるのだけど。
深夜の野外ホールで、ジム・キャリーと即興で、ビートルズの「Can't buy me love」を熱唱したりする所や、行き先を決めないアドリブ旅行(っていうのもいいですよね。)の途中に、ジム・キャリーに対し「今ね、好きが愛に変わったの」と聞いて聞いてという目で話す部分とかに、なんだそりゃ可愛いすぎだろうと思いました。

*1:ただ、自己啓発セミナーの指導者役にテレンス・スタンプが出てきたのには、笑いました。通常もっと渋い役をやる役者さんなので。その前にワルキューレで真面目な軍人役をやっていたのを観ていたというのも自分的な面白ポイントでしたが