2008年映画ベスト3

2009年になってから、ウォーリーとハッピーフライトを観に行きました。どっちも面白かった〜。

さて、去年見た映画を独断と偏見で、ベスト3を決めちゃおうというこのコーナー。
私が2008年に劇場で観た映画のみを対象としてます、なのでDVDレンタルとかは除いてます。一番下に対象の全30作品を置いてあります。
早くやらないと、何で今更2008年?状態になりそうで焦っちゃうネタですな(笑)

さて、じゃぁベスト3だなと思ったら、意外と3本にしぼるのって難しい。

うーん、じゃぁ1本は特別審査賞にしよう。という事で、その特別審査賞は、じゃん。

『アフタースクール』

アフタースクール [DVD]

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やっぱね、この脚本は素晴らしいよ。2008年は、キサラギをDVDで見たんだけど、この2つが物語の展開の大どんでん返しという意味では、最高でした。バンテージポイントも惜しかったんですけどね。
役者さんも大泉洋さん、佐々木蔵之介さん、堺雅人さんと好きな役者さんばかりなんで、こちらを選びました。
詳しくはこちらに感想書いてます。アフタースクール - 電脳世界のおもちゃ箱

続いて第三位は・・・

『歩いても歩いても』

歩いても歩いても [DVD]

歩いても歩いても [DVD]

これ久しぶりに名演小劇場という単館系の映画館で鑑賞しましたね。
まだDVD化されていない作品ですね。1月23日にでますので、覚えておいてください。
映画としては、本当に大事件とか起こらない珍しいタイプのホームドラマ。あの名画、小津監督の東京物語に引けをとらない出来だと思います。
若くして亡くなった兄の命日に、年老いた両親の家に集まる。そんな夏の日の出来事。そこで交わされる他愛のない会話、感じとれる両親の老い、息子の嫁という気苦労、会話の続かない父と息子、建前と本音、家族だからこそのコンプレックスや家族だからという甘え、それらを丁寧に描いているからこそ、思わず、あ〜あるあるとうなずいてしまう作品です。
あ、それと、夏川結衣さん好きなんですよね〜。

そして、続いて第二位は・・・

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]

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一言で言えば、石油一代成金男の一生という映画なんですけど。この映画ほど、魅力を語りにくい映画もないなと思う。
というより、合わない人は、面白くない映画と言いそうなクセの強い映画な気もします、上映時間長いしね。
この映画の主人公のプレインビュー、行動力は凄いし、仕事に対する勤勉さや人を統率する力もあるのだが、目的のために手段は選ばないし、他人への接し方は攻撃的。目標はひたすら金を手に入れ、そしてその金で誰にも会わず孤独に暮らす事が望みなのだ。
なんかここまでくると、キャラ設定にイマイチリアリティがなぁ〜と思ってしまうのだが、そこをダニエル・デイ=ルイスの熱演がねじ伏せる。もしかしたら、こういう人はいるのかもしれないと感じれる程に。
そんな主人公に立ちはだかるのは、新興宗教の若い牧師であるイーライ。神の名を語り、偽の奇跡を演出する偽善者だったりする。そんな2人の結末、単純な因果応報な話じゃない部分に圧倒されました。

そしてそして、栄えある第一位は、ドコドコドコ〜♪♪ジャン♪♪

ダークナイト

ダークナイト 特別版 [DVD]

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ダークナイトは、2008年ベストなだけでなく、俺の人生のベストいくつかにも入ってきそうな勢い。凄い映画。
バットマンでアメコミなんですけど。単純に敵をぶっ飛ばしてスッキリという作品ではなく、現実の世界に、もしバットマンがいたら?というリアル感をもつ作品です、そのため全体的な色調は暗い。
バットマンという存在は、正義を信奉するテロリストにすぎないというテーマをこれでもかと詰めてきます。正義のために犯罪を犯すのは、どこまで許されるのかという。
またこの映画の魅力として、よく言われるように、ジョーカー役のヒース・レンジャーの演技は圧倒されます。ジョーカーが鉛筆を消すシーン、パトカーを奪って逃走するシーン、病院を爆破するシーンなど最高に狂ってる名シーンがずらり。
唯一の残念な点は、ヒロインのレイチェル役のマギー・ギレンホールが私の好みに合わないという点だけです。
見てない人は一刻も早く見るべき作品だと思います。