L change the World

公式サイト⇒http://wwws.warnerbros.co.jp/L-movie/
デスノートのスピンオフ映画で、Lを主役としたオリジナルストーリーです。
感想としては、「ここまでマヌケな悪役には、なかなかお目にかかれない。」
ドラマも、サスペンスも、緊張感も、爽快感も、大どんでん返しも、ほとんど感じ取れない映画でした。

ストーリーは、ウィルスによるアウトブレイクものです。今までのデスノートが、心理サスペンスでしたが、スピンオフという事もあってか路線変更です。
まぁ、ストーリーについてはね・・・陳腐さ、整合性のなさは色んな所でとりざたされてますので、詳しくは述べませんが、Lがいつのまにか知能だけの引きこもりのように扱われていたり(テニスやカポエラが得意で、運動神経も抜群のはずだけどなぁ)、人類削減計画を立てるブルーシップの計画のずさんさといったら見ていられないくらいだし、FBI捜査官のナンチャンも、まさか笑えないコントを見せられるとは思わなかったし、Lのアジトと思えないくらいセキュリティも甘いしね、なぜか自分で自分にウィルス注射しちゃう意味不明な行動とか、ウィルスも感染経路は空気感染なのか飛沫感染なのか接触感染なのかよくわかんないしね。
前2作の時も思ったのですが、エキストラの演技が下手じゃないかな。オープニングのタイの村とか、世界観にのめり込もうとしたのを阻まれたような感じでした。

一応、見どころも挙げておきます。

  • 松山ケンイチさんのL。3次元のLがいるとしたら、こうだろうなと思わせる素晴らしい出来です。
  • 福田麻由子さんの上目遣いの恨みの表情。こわいよー。
  • とある人物が研究所で、ウィルスで亡くなるのですが。その際の異様に長くて、力の入ったグロい描写。地上波で放送できるのか?そう言えば、この映画PG-12じゃないみたいですね。