LEONを初めて読んだ

先日、床屋で初めて、LEONを読んだのですよ。ちょい悪オヤジという言葉の発信源となった雑誌というのは知っていたのですが、一度も読んだ事がなく。今回も他に雑誌がないから、手に取ったのですけど。
これは、凄い雑誌ですね、笑える〜。
その昔、80年、90年代頃にホットドッグプレスという雑誌があったのですけど、その雑誌には、女性に受けるファッションとはとか、デートの時はどこそこに行けとか、ちょっとHなネタとかが載っていて青少年のバイブルとして、活躍していたのですけど。そして恋愛においても、雑誌の頼るその姿勢を、マニュアル世代と呼ばれ、揶揄されていた記憶がありますが。
LEONはそのホットドッグプレスを、凄い上品に高級にした感じがします。なんと言っても、ほとんどの記事のコンセプトが女性にモテるこの一点に集中していますから。そのためには必要なのは、ファッション、高級車、高級腕時計という事らしいですし、それらの広告が多く記載されています。
それも、腕時計で言えば、オメガのシーマスターのように、頑張れば手が届く10数万円代の品でなく、IWCフランクミュラーパネライといったブランドの品の広告が記載されています。世の中、そこまで高級な物が売れるんですかぁ〜、へぇ〜って感想ですね。
あと、やたらと「ニキータの肩にそっとかけるコート…」「ニキータと歩く際には…」といった記述がやたらと出てきて、?となっていたのですが。ニキータ=女性の事か〜としばらくしてから、気づきました。雑誌がレオンだから、女性はニキータになるのね、なるほどね。
そんな風にLEONを堪能させていただきましたが(まぁ、買う事はないだろうけど)、Blogに書くにあたって、ちょいと検索したら。「LEON」の姉妹誌に「NIKITA」ってのがあるんだね。
このNIKITAが、また凄い。30代のモテる女性を「艶女アデージョ)」と呼び、艶女の仮敵である20代の若い女性「コムスメ」とし、コンセプトは、「コムスメに勝つ!」「あなたに必要なのは“若さ”じゃなくて“テクニック”」という事なのだ。
そして、その具体的なテクニックの一つが、「乳間ネックレス」。

例えば、胸の谷間にトップが来る長さの「乳間ネックレス」。「垂らしたネックレスに視線を誘導することで、効果的に谷間をアピールできる。その計算と理由が大事なんです」(『NIKITA』編集長・岸田氏)。
その効果を最大限に引き出す乳間アピール服が、デートなどでテンションが上がるにつれボタンを外してゆく(!)「乳間ポロ」や、胸元が深く開いた「深Vトップス」

まあ、誘導したところで見せる谷間のない女性もいるハズだが、そこはそれ、異常に機能的な下着と努力でなんとかなるのだろう。「谷間はないけど、乳間ポロの記事を書店で見て即買いに走った」(フリーター・28歳)という女性もいるほどだし。

このテクニックを使用するために、即買いに走ったという人もいたらしい。いや、テクニックそのものはともかくとして(有効かもねという感じ)、名付け方が女性誌なのにオッサンくさいなという気がする。艶女アデージョとか、地味な女性はジミージョと呼ぶ、駄洒落のような部分とか、乳間という言葉を選ぶセンスとかが。
NIKITAを、なんだか一度読んでみたくなりました。
この辺りの言葉が流行ったのは、2005年らしいので、現在はもう既に廃れてるのかもしれませんが。