新年会の話

ちょっと前の出来事ですが、高校からの友人達と新年会をしてきました。このグループは数年前に結婚ブームがあって、今では、子持ちのメンバーがツラツラと。
乳児や幼児などがいるものですから、一人が泣き出すと連鎖で泣き出したりとか、色んな物を口に入れようとして、「ちょっと、ママ。この子は、生野菜食べさせても大丈夫なの?」とかなり賑やかな状態でした。そういえば、オイラ達の世代は、団塊ジュニアと呼ばれて、子供の数は多いので受験戦争はキツく、バブルの恩恵は、ほとんど預からず、大学を卒業してみれば、超就職氷河期・・・まぁ、何だか運ねぇなぁという世代ではありますが、その子供達は、団塊ジュニアジュニアとでも呼ばれたりするのだろうか。(いや、それは余りに安易か。)とはいえ、それなりに学生時代は楽しんだ訳で、高校時代に、部活とか受験とか修学旅行とか共に経験してきた友人達が一丁前にパパ、ママの顔をしてる訳ですよ。

そんな風な様を見ながら、もぎゅもぎゅと鍋を食べ、子供達と室内サッカーをしたり、近況報告なんかを喋ってたのですが。
一人にぽつりと質問された。
「シナリオはさぁ〜、結婚の予定はないの?」
うっ、うんがぐぐ。
「あ〜、そのあれだよ。オイラってば、みんなのアイドル的存在だからさぁ〜。一人に縛られると、ファンのみんなが泣いちゃうんだよね。」
と、なるべくアホな返しをしたのだが、白い目。
「そこに座りなさい。」
「ハイ・・・」
「いい、待ってたらね、白馬の王子様が迎えにくるというのは、フィクションの世界なの。あり得ないの。
だからね、幸せは、自分の手で自ら掴みにいかないと絶対やってこないの!!


この母に育てられた子は、社会の荒波にも負けない強い子にきっと育つ、そうに違いないと確信した。