情けは人のためならず

「情けは人のためならず」という諺があります。この諺の意味としては、他人に情けをかける事は、結局その人のためにならないので、情けをかけるのはやめましょうという意味ではなく。正しくは、他人に情けをかけておけば、巡り巡っていつか自分に跳ね返ってくるのだから、自分のためにも情けをかけましょうという意味です。

と、こんな書き出しで始めたのは、butさんの日記にインスパイアされたから。さぁ、先週の日記(4月23日の日記です)のネタを今更書くオイラが来ましたよ。

だから祖母からは、

 「人に施しても、なんも返ってこおへん。」

butさんのおばあ様のおっしゃる何も返ってこないという意見は正しいと思います。ハンムラビ法典に、目には目を、歯には歯をという言葉がありますが、人は受けた不利益に対しては、その同等量(もしくは以上のもの)を返そうとします。ですが、恩には報いられる事が少ないと感じます。

じゃぁ、人に情けをかけても、意味はないのか?その事を考える際に、この事実をあげたいと思います。

で・・・これは!って思ったことを、今後もやっぱり伝えたくなってしまって。
それに、日記で紹介することにより、皆さんからもいっぱい情報がいただけるんですよね。

ここでは、情報を発信する人の所に、また情報は集まるという、まさしく「情けは人のためならず」の関係が見てとれます。では、なぜrikaさんが、この正の相関にはいるのか?それは、例えば、けてぃさんが解説されたような、rikaさんの、人的魅力もあると思います。

rikaさんとは、何度もお会いさせて頂いてますが、
本当に、魅力あふれる方です。

とてもパワフルで、人に対する思いやりも深くて、
そして、会話上手な方です。

聞き上手で、話し上手という人にすごくあこがれるのですが、
rikaさんは本当にそういう方なんですね。

そこで、オイラはWebにおけるサイト運営上から推察できる部分を考察していきたいと思います。それはこの2点です。

  1. 分からない事を分からないといえる素直さ
  2. 指摘や情報をもらった場合に、その情報を自分で調べて再発表する

まず、素直さについて、誰しも最初は初心者ですから、その時は分からない事だらけです。だけれども、それを分からないと表明しづらいです。どうしても、初心者だからという理由で、あいまいにごまかしたり、またはバカじゃないかと思われたくない見栄で分かった振りをしてしまったりして、人はごまかそうとしてしまいます。だけれども、rikaさんの分からない事を分からないといえる誠実な素直さは、人にサポートしようかと気にさせます。
そしてより重要なのが、次の2点目です。
昔から、ネットの世界では、教えて君は嫌われてきました。教えて君とは、自分ではろくに調べもせずに人にいろいろと尋ねる人の事です。教えて君は、また同時に初心者である事が多く、「初心者なんですけど、○○について分かりません。色々やってみたけど、全然上手くいきません。どうすれば良いか教えてください。」と言った具合で、誰かが丁寧に「○○は、××だから、△△なんですよ。」と答えても、ありがとうございましたの返事もなく、当然その疑問がどうなったのかの報告もない人の事を言います。なぜ教えて君が嫌われるかと言えば、ネットによる成果物を、ひょいと簒奪して一人占めするからですね。
ですが、rikaさんの場合教えて君と違うのは、指摘や情報をもらった際に、証券会社に電話をし、またはIRにメールや電話や個人の経験からの情報を記事といった形で発表します。たとえばこちら⇒http://jijiinojii.com/kabuarekoretop.htmのように。これにより、同じような疑問を持っていた人の役に立っているのですね。

このような点が情報を発信するサイトに情報が集まってくる主要因なんじゃないかと考えます。とはいえ、butさんのおばあ様がおっしゃるような現実的な利益が返ってくるかというと、それはないと思います。それは、例えrikaさんが大損をしても、サイトの閲覧者にできる事と言えば、励ましのコメントやメールを送るくらいしかできないという点から明らかです。
では、『なんも返ってこおへん』かったのでしょうか?いえ、そんな事はないとオイラは考えます、重要なのは、脳内にある、あやふやな思考や知識を言語により論理的に置き換えた事で、もう既に正確な知識や知恵を蓄えるという得をしているのです。しかも、しかもですよ、もし間違っている時は、違うんじゃないか?というコメントや正解はこれですという突っ込みが入るかもしれません、そしたらもっと儲けものです。逆に言うと、それ以上の他人からの見返りを求めるのは、欲張りすぎなのかもしれませんね。

はい、それでは、このやり方の応用について考えてみましょう。もし、あなたがPERやチャート、株主優待や、ニュースについて、自分ってこの事分かっているのかなぁと思うのでしたら、それを確認する方法は簡単!!誰かに、その事を説明してみれば良いのです。そこできちんと説明ができ、相手も納得したようでしたら、その事について、あなたは理解していると言えます。もし、途中であやふやになったりしたら、それはあなたが単純に頭で理解したつもりになっているだけで、身についた訳ではないのです。どうです、簡単な判別法じゃないですか?えっ、そんな株の事を話したり教えたりできる人は周りにいないよ!ですか?大丈夫、そんな時にはBlogを始めればよいのです。そこで分からない事を表明し、自分はこう思っているんだけどもという記事を書いてみましょう。(誰かのBlogにコメントでも良いですけど。)返信があったら自分で調べ、それをまた発表しましょう。そしたらオイラも新しい面白いサイトを見つける事ができて、この記事を書いた得をしますしね。(^▽^)

水の流れが澱めば、そこはもう、水が溜り、腐臭が発生してしまいます。渓流の水がいつまでも綺麗なのは、いつも水が流れているからです。同様に、お金も情報もいつも流れている(世の中に循環していける)人間でありたいと思っている今日この頃野口五郎でございます。相変わらず、オイラの文章は、なげぇぇなぁ。