チャーリーとチョコレート工場
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/02/03
- メディア: DVD
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ただ、この世界観に嵌れない人は全然ダメとなりそうです。そうですね、全体的な世界観としてシニカルでブラックなんですね。例えば、子供達はそれぞれ、わがままや、いやしんぼなどといった欠点を指摘されるのですが、工場を出る際にもその欠点が直るという事もなく、おそらく反省もしていないです。それに対するウォンカも残虐と言えないまでも、そこそこの冷酷さを見せます。そして主人公の家は、貧しく、家は傾き、父親の職はなくなり、年をとり動けなくなった老人が4人いるという現実も描かれています。また、おそらくこの作品で一番の常識人であるチャーリー少年でさえも、道端で拾ったお金で、チョコを買いましたし。(他にも代替できそうな案があるにも関わらず)このような世界観を受け入れる事ができるかどうかが評価の分かれ目になるのかな。
おいら的には、ビビッドな色使いのセット、エキセントリックな性格な狂言回しである主役のウォンカ、定番的ではあるが安定したストーリー、そこかしこに隠れるブラックなジョークなどが、非常に楽しめました。
- 作者: ロアルドダール,クェンティンブレイク,Roald Dahl,Quentin Blake,清水達也,鶴見敏
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
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