年末から最近気になったニュースなど その2

昨日からの続きで、気になったニュースのクリップです。

東京証券取引所は16日、株主総会における拒否権を特定株主に与える「黄金株」を、上場企業に条件付きで容認する方針を固めた。株主総会の決議で無効にできることなどが条件になる。東証は一般株主の権利を損ねかねないとの理由で黄金株を原則禁止する方針を示していたが、買収防衛策を拡充したい企業からの反発に配慮した。企業が黄金株や新株予約権などの防衛策を導入する際には、事前に東証と相談することも義務づける。

東証よ、おまえもか。前は反対してたのに、この所の不祥事で金融庁へご機嫌取りですか?まぁ、確かに黄金株は会社法にも認められてる訳だけど、上場会社が持つというのは、どうだろう。

ネット商店街楽天で買い物する際に商品券として使えるポイントをめぐり、1人の利用者が無料付与キャンペーンを使って複数名義で大量に取得する例が相次ぎ、楽天はキャンペーンを1カ月余りで休止した。楽天は「千数百万円分のポイントが不正に取得された」としている。楽天は無料で与えた全ポイントをいったん取り消し、「不正取得」と判断したポイントで買い物をした会員には代金を請求している。航空会社のマイレージなどポイント付与サービスが広がるなか、制度の不備をついた騒ぎといえそうだ。

一部のネットユーザの間で、年末年始にかけて、楽天祭りが開催されていた事について、不正取得には、楽天が現金請求を決定した模様。オイラはこの期間楽天で買い物してなかったけど、正規な使用者も一旦ポイントを取り消しって、反感かいそうだなぁ。

コンビニエンスストア2位のローソンの新浪剛史社長は、一部の店舗で、24時間営業を2年後にもとりやめる方針を明らかにした。高齢化が進む加盟店オーナーに「体力的につらい」との声が強まっていることが背景にある。「24時間営業」はコンビニ業界の大きな特色だけに、業界初のこの動きは、競合他社にも波紋を広げそうだ。

 ローソンは現在、夜間閉鎖のビル内の店など2%程度の店を除いた全国約8000店で24時間営業している。75年設立の同社では、加盟店のオーナー年齢は当初、30〜40代が中心だったが、最近は50歳前後が主体になった。年齢層が上がるにつれ「24時間開けている必要はないのではないか」との意見が寄せられるようになった。このため、ローソンでは今春から24時間営業の見直しを検討していた。

正直そりゃ、そうだろうなぁと。どう考えても深夜営業でペイしてるといえないコンビニ店舗はありますからね。それに人件費を下げるため、オーナー自らが働く、もしくは家族で働くという事もあるみたいですしね。となると、50歳前後ではつらくなってくるでしょうね。ローソンはショップ99のような、生鮮コンビニを目指したりと色々な動きをしていますし、コンビニ業界のパイ自体はもう拡大していかないという読みなんでしょう。
ちなみに、この記事に対するセブン&アイの鈴木会長の意見が下記のブログに掲載されていました。⇒大西 宏のマーケティング・エッセンス : 「コンビニは24時間営業が当たり前」で気になること