アイアンマン

公式サイト⇒http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/
感想は、「ライトな感覚でみれるスーパーヒーロー物。お手軽ではあるけど、満足感はあまりなかったかな。」というものです。
巨大軍需企業のCEOであり、比類なき発明の才能があり、お金をもっており、プレイボーイで、目立ちたがりやのトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)。アフガニスタンでテロに襲われ捕虜になった際、テロリストの目を盗み、パワードスーツを開発し、脱出する。そんな彼が、捕虜の現場で見たのは、自社が開発した兵器をアメリカ軍ではなく、テロリスト達が使用している事だった。そのため、アメリカに帰ってからは、軍需産業からの撤退、アイアンマンの開発に力を注いでいく。

まず、このアイアンマンのパワードスーツがかっこいい。この、ウィーンガシン、ウィーンガシンって、パワードスーツは男の子の心をくすぐるよね〜。そんでもって、どういう理屈か分からないけど、空だって飛んじゃう。そして、マスク内に表示されるヘッドアップディスプレイの数値の数々、そしてネットワークにだってつながっちゃう。ひゅー、最高だぜ!
しかも、アイアンマンとなって実際の兵器と戦っちゃうのがよかった。特にYF-22との空戦がスピード感は良かった。

ストーリー自体はオーソドックスで、特に冒頭のトニー・スタークの行跡や性格を説明していく流れはテンポもあってよかったです。あと、社長秘書のペッパー(グウィネス・パルトロー)が、スタークとの恋人としての一線は超えないその微妙な関係は非常に良かったんですけど。
やっぱり、ストーリー的なツッコミ所は多いですね。スタークも巨大軍需企業のCEOでありながら、実際テロリストに使われる危険性に気づかないって、どんだけ純粋やねんって感じですし。戦闘機とぶつかって戦闘機は壊れたけど、アイアンマンは軽微の負傷って、さすがにありえなくないかなぁとか。軍需産業から撤退宣言だしたにも関わらず、アイアンマンになってテロリストをやっつけに行くのはOKって、兵器を売るのはいけない事だけど、力には力で対応するよって事?いや、この辺りの軽さや設定は、狙ってやってるんじゃないかなぉとは思うんだけど、いまいちついていけない部分でした。あと、アイアンマンになって、銃弾をカンカンカンと弾き返してる場面は、あれなんだかロボコップみたいと思った。