半落ち
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/07/21
- メディア: DVD
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興味深い謎を鮮やかに解き明かす名探偵は一切でてきませんので、ご注意を。
では何が物語の中心かというと。
現職刑事の殺人事件というものに対する警察や検察、そしてマスコミと裁判所という、裁判に関わる権力、組織が様々な対立や取引を行う点が言えます。ですが、その部分はあまり面白くなかったかな。ちょっと、入り組んでて分かりづらかったです。
あと、もう一点が、なぜ主役の梶は、空白の2日を一切語ろうとしなかったが語られるのですが。この結末に向けて、梶の主張が、受け入れられていき、お涙ちょうだい的な流れになったのも、私的には安っぽく感じました。
ただ、梶を演じた寺尾聰さんの演技は、素晴らしく、言葉や動きが少ないのに、表情や佇まいで表現するのは、圧倒的でした。
作品とは全然関係ないのですが、吉岡秀隆さんが、裁判官役で出演されていたのですが。演技がとか関係なく、なんか苦手だなぁと、この映画をみても思いました。なんでなんだろう。北の国からとか、ALWAYS 三丁目の夕日とか見るのを躊躇してしまうんですよね。