バンテージ・ポイント

公式サイト⇒http://www.sonypictures.jp/movies/vantagepoint/
スペインでテロ撲滅の首脳会議に出席したアメリカ大統領が、スピーチの際銃弾に撃たれる。それを目撃する、テレビプロデューサー、SS、警察、大統領、旅行者など、それぞれの視点から事件は、繰り返され真相が明らかになっていく。

バンテージ・ポイントを観ました。最初は、予告なんかを見る限りでは、真犯人を追いつめていく、推理サスペンス物かなと思っていたのですが、どちらかというと24のようなアクション主体の中に、あっと驚きを加えるという感じでした。
感想としましては、90分という短い時間の中に、矛盾のないストーリーを編集し、最後にカーアクションでカタルシスを感じる極上のエンターテーメント作品でした。

たとえば、テロリスト達もなぜ、テロを行うのかという事すら説明されないという、それぞれのキャラクターの背景が薄いという点は、欠点として感じましたが。主役のシークレットサービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)でさえ、キャラクターとしての魅力は薄いです。ですが、それでも90分という短さにストーリーをまとめあげた点を私は評価したいと思います。
あと、なんども繰り返される暗殺場面におけるストーリーと編集に評価が高いみたいですが、それと同時に後半のカーアクションの迫力も凄かったという点も強調したいです。
お勧めの作品です。