LIAR GAME(ライアーゲーム) 5巻

LIAR GAME 5 (ヤングジャンプコミックス)

LIAR GAME 5 (ヤングジャンプコミックス)

「私の名前は神崎直」というナレーションから始まるTVドラマも人気だったライアーゲームの5巻目です。
この巻では、密輸ゲームの中盤戦で、もうすでに完結したTVドラマとは、展開は異なってきています。

ライアーゲームの初期の頃は、勝ちを確信した相手に対し、天才アキヤマがその裏をかくという、比較的あっさりとした展開だなぁと思っていましたが。
この密輸ゲームからは、アキヤマ VS ヨコヤという2人の天才の対決となり、展開がシーソーのように、あちらに傾いたりこちらに傾いたりと揺れ動くようになりました。
なので、この密輸ゲームというゲーム自体、数字や計算がかなり出てくるので、油断してるとキャラクターが言っている意味さえ分からなくなりそうなくらい複雑になってきます。実際、オイラは状況がどうなってるか書き出してみたりもしたし。そういうのが、楽しめる人(デスノートカイジといった心理戦やミステリー要素の高い作品が好きな人)にとっては、良いのでしょうけど。勝ち誇ってる敵を天才的頭脳の主人公が打ち負かすという爽快感が好きな人には、この密輸ゲームは長いし、分かりづらいしとなりそうかなぁと思いました。