鋼の錬金術師 17巻
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2007/08/11
- メディア: コミック
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賢者の石、人造人間、キング・ブラッドレイ、お父様と呼ばれる男、軍上層部の現状など、どう考えても絶望的な状況にも関わらず、シリアスとギャグをバランス良く配置してストーリーが進んでいきます。この巻は、北の地ブリッグズを舞台に人造人間の目的や計画も判明したり、錬金術や煉丹術の理屈が解説されたりと主に、伏線の回収がメインのお話でした。この辺の伏線の貼り方と回収の仕方は、非常にうまいですね。きちんと無理なく一本の線につながるという感じで、しっかりとした構成や世界観をつくっているんだなと感じました。
今回の主役はエルリック兄弟でも、マスタング大佐でもなく、オリヴィエ・ミラ・アームストロング少将でした。リアリストで、胆力があり、腕もたつ、俺様キャラクタが大暴れ、人気でそうだな〜。それにしても、オリヴィエとアレックスが姉弟とは、とても思えないのだけど。