M:I:III

3は良いんだけど、機種依存文字はやめてほしいなぁと思いつつM:I:IIIの映画を観てきました。
で、前回の2は、ジョン・ウー監督っぽく、アクションが全面に押された作品になってました。ジョン・ウー監督の二丁拳銃、スローモーション、鳩が飛ぶという世界も評判はあまりよくなかったのですが、オイラとしては結構面白かったです。
今回の3は、2のアクション路線を受け継いだ派手な展開となっています。もう、スパイ大作戦が元ネタというのは、誰も気にしないでしょう。そうですね、トム・クルーズ版の007という感じとなってます。
前半の流れは、ナイトライダー特攻野郎Aチーム、チャーリーズエンジェルといったアメリカの80年代のテレビドラマのような感じを受けます。ハイテク機器を使いこなし、チームがそれぞれの役割を受け持ち、ちょっとした危機にドキドキし、クールに立ち回って、最後はゴージャスにまとめる。そんな雰囲気が懐かしく、また、テンポよく進んでいき、アクションシーンは派手でゴージャスなので、楽しめます。
ただし、後半の犯人が実はという謎解きの部分の辺りから、急速に話の整合性がおかしくなっていきます。正直な所、黒幕がこの人という所では、???の連続でしたし、謎解きをされてイラッとした映画も久しぶりでした。その後も何を考えてるか分からないような犯人達の行動も、ヒロインがそんなに巧く銃を扱えるのも、えーって事ばかりでした。
という訳で、前半と後半では、評価が分かれる映画でしたが、2と同じように細かい事を気にせず、お気楽にトムすげーって観ると良いのではないかと。