たまには、個別銘柄の話でも

7855 カーディナルの話です。まぁオイラが話す事なんで、眉にツバを塗りつけて聞いて欲しい訳なんですが。

まず、単純な指標ですとこうなります。予想PER 13.74倍、PBR 1.33倍、ROE 12.4%、配当利回り 1.92%(記念配当含む)。いかにも竹田和平さんが、好みそうな数値ですし、実際に大株主に名前を連ねていらっしゃいます。
それに定性分析的な話ですが、公的サービスでも、住民基本台帳カードとか健康保険カードのように様々な情報がカード化されていっている事、たばこ自販機も2008年からは、たばこカードがないと買えなくなって行く点など。また、現状でも、小売店のポイントカードやサービスカードは、昔のような紙ではなくて、磁気カードが多くなっている点から見て、カードの需要はまだまだ、あるのではないかと思ってます。カーディナルが、どれだけカード製造、卸として強いのかは、よく分からないんですけどね。

とはいえ、オイラが面白そうだなぁと思っているのは、2005年2月20にリリースされた営業譲渡のお知らせです。
http://qweb1-1.qhit.net/hercules/pdfdocs/contents/2006/02/20/2006022009019700.PDF

この営業譲渡で、ウィルワン株式会社 カード事業部門(ニューネットカード株式会社は、子会社のようなので検証から省きます。)を2億3千円で購入します。で、ウィルワン株式会社 カード事業部門の売上状況なんですけど、平成17 年3 月期 売上高1,292 百万円なんですよ。まぁ、利益額が出てないので何とも言えない所では、ありますが。リリースには業績への影響は現在精査中とあるけど、いつになったら発表するのだろうか?
カーディナルの19年3月期の業績予想は、こうです。
売上高 1,360百万円 経常利益 250百万円 当期純利益 145百万円
2倍近い売上増が見込めるんではないかと。今期は7月1日に営業権譲渡契約を結ぶので、3分の2程度だろうと思いますが。

そして、営業権償却って、確か5年の均等償却ですよね。つまり、原価に加算されるのは、2億3千円の5分の1の46百万円が毎年の原価に加算される事になります。
この辺から利益をどう読むのか、判断が難しくなりますが、数年持ってれば、化けるんじゃないかなぁと思ったりしてます。まぁ、シナジー効果が生まれず、結局売却という、アチャーという将来も十分考えられるんですがね。