パーキンソンの法則

マーフィーの法則ピーターの法則と並ぶ三大ユーモア法則の一つとして、パーキンソンの法則というものがあります。
これは、パーキンソンが、英国海軍を詳細に調べた結果、海軍が軍縮の中、逆に予算は増えていく事を発見しました。それに基づいて導きだされた法則の一つが、これです。
「組織の人員の数は、その仕事の量や、重要性に関係なく肥大化する」
その理由については、2つの要因をあげています。
・役人は部下を増やすことを望む。しかしながら、ライバルは望まない。
・役人は互いのために仕事を作り合う。
たとえて言うなら、ある作業を役人『シナリオ』が行っていたとします。だけど、忙しいので中々手が回らないとなった場合、どうするでしょうか。同僚の役人『but』さんに手伝ってもらうでしょうか?いや、そんな事はしません、なぜなら同僚の『but』さんが上手くこなしては、自分の能力が低い事を証明してしまうからです。そうですライバルは望まないのです。ですから、部下を増やす事を目指します。ですが、ここでも部下を一人だけ増やす事はしません。なぜなら、これもまた、部下に上手くこなされては、『シナリオ』は必要がなくなり、追い落される可能性がでてしまうからです。ではどうすればいいか。それは複数の部下を用意し、それぞれに分担して作業をさせるのです。そうすれば、全体を把握しているのは、『シナリオ』一人だけになり、権威は守られ、なおかつ部下という自分の勢力を伸ばす事に成功するのです。そう役人は部下を増やすことを望むのです。
で、一つの仕事を複数人に分けるだけならロスはないかというと。当然、複数人で作業を行うので、作業の標準化は必要になるし、勤怠や交通費の清算といった管理作業が当然、上司の『シナリオ』に発生しますし、部下もまた、上司の『シナリオ』に資料の承認や承諾作業、報告書の提出といった作業が必要になってきます。そう互いのために仕事を作りあうのです。
こうして、一つの作業は複数人に分けられましたが、それでも全員の作業は、増えていき忙しくなっていくのです。誰もサボってないのにです。こうした拡大は、民間企業においても同様でしょうが。民間企業は、どこかで利益確保というブレーキがかかりますけど、役所においては、利きにくくなるようです。

つまり何が言いたいかと言うと、butさん就職頑張ってくださいという事です。