キング・コング

公式サイトはこちら⇒http://www.kk-movie.jp/top.html

上映前の情報としては、ピータージャクソン監督がオリジナル版の大ファンでこの映画を観て、監督を目指した事、オイラ自身の記憶としては、エンパイアステートビルに登ったキングコングの映像くらいでした。
それに3時間を越える上映時間、今更キング・コングのリメイクかぁと期待半分、不安半分だったんですが。

で、感想ですが。この映画は映画における満漢全席です。

その心はありとあらゆる映画的要素が、詰め込まれてるからです。この映画は髑髏島を目指すアドベンチャームービーですし、恐竜に追いかけられるシーンはパニックムービーですし、キングコングと恐竜が戦う場面は特撮映画そのものですし、谷底で巨大な虫に襲われる所はホラームービーですし、ヒロインとキングコングの心の交流はハートウォーミングストーリです。
どのシーンも説明的なセリフがある訳ではないですが、圧倒的なCGやアクション、カット割、そして演技によって、頭で理解するのでなく目で理解できます。この辺が凄く映画的表現ですね。

また、多少冗長な部分がありますが、脚本も細かく描く部分やバッサリ省略する部分のメリハリが聞いていて、3時間以上の上映時間ですけど、だれる部分は、ほとんどなかったです。(細かい部分では、突っ込み所はありますけど、それを感じさせない程の勢いがあります。)

この迫力は是非大画面の映画館で観る事をお勧めします。入場料以上の満足感を得る事ができると思いますよ。