ガンダムとボクと、時々マクロス

日曜日の夕方、車に乗っていたりすると「あ、安部礼司」というラジオドラマを聞くのが習慣になっているのですけど。
今週は、安室礼司(あむろ れいじ)が出演してきて、まぁ名前を見れば分かるように。あむろ れいじ=アムロ・レイな訳で、声も古谷徹さんが演じてられた。
内容も、赤いスイス製(の自転車)とか、ボクはニュータイプ(新人類)ですからねとか、くしゃみがハクションじゃなくて、ズゴックだったりとガンダムネタだったりでした。
脚本集もちょいちょい読んでるんですけど、その中でも意外とガンダムネタ多いんですよね。
番組自体は、ナイスサーティーズに向けたと言ってるくらいだから、30代をターゲットとしてると思うんだけど。


正直言うと、オイラ的にはガンダムに全然思い入れがないんですよね。
オイラが小学生の頃は、よく見てたアニメといえば、トムとジェリーとかルパン三世とか、キャプテン翼とかで、内容が分かりやすいものだったんですね。
で、その頃は確かZガンダムが放映されていたと思うのだけど、クワトロ大尉は元ジオンのシャアでとか、ティターンズに反発したのがエゥーゴで、でもどちらとも地球連邦軍だったりするし、そこにアクシズが入ってきたりするし、やたらと込み入ってるんですよね。
正義の味方と悪者の善悪二元論しか理解できなかった子供のオイラには、内容が複雑すぎて、どこが面白いのかも分からなかった。(Zガンダムの前にファーストガンダムを見た事がなかったからかもですが。)
だけども、男子の流行りのたしなみの一つとして、ガンプラガンダムのプラモデル)は、あったのですよ。今の子供たちの間で、ポケモンムシキングの話題についていけないといけないように、その頃の子供たちにとっては、ガンプラビックリマンチョコキン消しミニ四駆の話題についていくというのは、重要だった訳なんですよ。
なもんですから、オイラも両親に、「なぁ〜、クリスマスプレゼントにガンダムのプラモ買って〜。」と頼んだりしたりもしました。
まぁ、その結果はロボットのプラモやろという両親の勘違いの結果、マクロスのプラモがプレゼントされたりしたんですけどね。オイラ、マクロスなんて見た事もなかったのに。^_^;
友人たちにも、なんでマクロスやねんと馬鹿にされましたけど、そこはひねくれっ子のオイラ。ちゃうねん、ガンダムなんて面白くないから買わんかったねん。マクロスの方がかっこいいやんと言い切り過ごしてました。それ以降、ガンダムとは関わりなく過ごしていきました。
それが崩れたのは、ずっと後の社会人になってから。オイラがいるIT業界は、ガンダムファンは結構多くいるんですね。(他の業界でもそうなのかどうかはよく分からないんですけど。)パソコンの上にちっちゃいガンダムモビルスーツの人形を並べてた人とかいましたから。営業先に、そういう人がいて私ガンダムあんま見てないんで、分かんないんですよという話をしたら、男だったら見るべきだ!!と強く奨められた。そのおかげで、見直す事となったのだけど、子供の頃の印象とはずいぶん違ってて、確かに面白いな、ずいぶん大人な話なんだなとは思ったものの。オイラには、世の中に数多ある良作品の中の一つという印象でしかなかった。

でも、そのガンダムを奨めてくれた人が、「いや、だからあの世界にはミノフスキー粒子ってのがあってさ・・・」と説明してくれたりとか、誰のニュータイプ能力が一番優れているのかを語っている時は、とても楽しそうで。そして多分、今週の「あ、安部礼司」の脚本を書いた人もガンダムが好きなんだろうなぁと。
それを、共有できてないオイラは、ちょっと羨ましいなぁと思いつつ聞いていた。