M-1グランプリ2006の感想

録画しておいたM-1グランプリを見たので、その感想をば。M-1グランプリも毎年見てるけど、決勝メンバに関しては、固定化されつつあるのかなぁ。
ちなみに、去年の感想は、M-1グランプリの感想 - 電脳世界のおもちゃ箱で書いてます。
今回は、自分内の採点もつけてみようと思います。普段評価する時って、他の所で良くあるような、点数つけとか☆何個みたいなやり方はしないのですが。数字で単純に評価しちゃうのって、楽なんですけど、良い所も悪い所もきちんと言葉で表現したいなと思っているので。
とはいえ、これはグランプリだから、採点づけでも良いかなと思って。

1.POISON GIRL BAND 80点

終わりにかけての、マグロのくだりからは、面白くなってきたけど。それまでが微妙というか面白くなかった。多分世界観があまり合わないと思う。

2.フットボールアワー 85点

これ何回か見た事あるネタだな。話の流れとかは、勢いで持ってく感じだけど、それでもきちんと笑える。

3.ザ・プラン9 87点

ネタ的には、天使と悪魔という定番で、なおかつよく言われるように、5人ならではという漫才ではないけど。オイラは好きな漫才でした。ペテン師と熊が良かった。今田さんが、なだぎさんにディラン・マッケイのネタを振ったのが凄いなと。(案の定、会場は微妙な空気になったっぽい)なだぎさんは、スミス夫人の頃から好きで、ハイテンションのツコッミもみたいなと思う。

4.麒麟 89点

これも見た事ある気が。緩急を上手く使い分けている印象。ガッツ石松の物まねの長い前振りのくだりなんか、下手をすればダレそうなんだけども、きちんと持ってきた印象。お前がしっかりせいというアドリブとか、修正力対応力のあるコンビだなと。

5.トータルテンボス 75点

多分、テクニックはあると思うんですが。それを色々、ちりばめすぎで、散漫な印象になったような感じ。すっきりとパターン化しても良いような気がする。ちょっとツッコミが単調な気もした。

6.チュートリアル 88点

これも見た事あるネタ。冷蔵庫というお題で一つの漫才をやりきるのは、凄い。このコンビは徳井さんのキモイ妄想ボケがポイントではあると思うけど、福田さんのツッコミも上手いと思う。

7.変ホ長調 72点

エンタの神様系っぽい芸能人いじりと毒舌系漫才。これは、もうエンタの神様系の芸はオイラが好きじゃないので、もう好みの問題。ゆるーい感じのしゃべりは、素人ならではなんだろうけど、ゆーるく喋るのって結構難しいよなと思った。

8.笑い飯 80点

後半のWボケは、安定して笑えるのだけども。やはり前半のつかみの部分が微妙だったかな。箸A、箸Bとか面白いとは思うけど、前振りが長いのはM-1には合わないのかもしんない。後、観客がWボケにも慣れてきて面白さが減じてきているという事だと思う。

9.ライセンス 83点

ドラえもんネタという使い古されたネタではあるけど。大人系、渋谷系、やくざ系、アキバ系、アメコミ系のそれぞれの演技が上手いと思った。間の取り方、舞台の使い方が上手い。無難だけど、爆発がなかった感じが点数に出たのかな。

最終決戦

フットボールアワーは、論外。すべってた感じ。麒麟は、噛んだ所とか、ツッコミでナイスフォローとか思ったけど、その後にも噛んだ所は出てきたし、ネタも探検隊隊長とナレーターと現地人と通訳とと登場人物が多く分かりづらかった印象。面白かったんですけどね。チュートリアルは、チュートリアルの世界観に引き込むのが早く、最初にポンポンとボケて笑いとった時には、優勝かなと思った。

チュートリアルは昔から、力のある芸人さんだと思っているし、ロケでもきちんと笑いが取れますので、優勝を機に活躍してくれると良いなと思います。そう言えば笑い飯は、M-1で必ず観ますが、バラエティにはあまり出てない印象がありますね、なんでだろう。いや、ロケには向かない芸風だとは思いますが。