パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

公式サイト⇒http://www.disney.co.jp/pirates/
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やっぱりジェリー・ブラッカイマー作品は好きじゃないかもと再認識した作品です。
とりあえず、不満点を書き出すと。
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(前編)だというべき。今作で話は完結しないとは、聞いてたけど、ものすごい途中で終わる。きちんと今作は前編で、次回が完結編ですよというようにすべきじゃないかな。
・ストーリーが立場や目的などの伏線張り過ぎ。いや、中身があるなら張ってくれても構わないんだけど、ほとんどの伏線役にたってないんじゃないの。娯楽作品なんだから、もっと単純に簡潔にしてもいいんじゃないかな、話の流れが異常に分かりにくかった。
・上映時間が長いのに、展開がダラダラしてるから、途中で眠ってしまいそうになった。
・クラーケンが襲う展開を出し過ぎじゃあ...
・エンドロールの後に映像があるんですが、正直いって「だから?」って感じで笑えなかった。

部分部分で見ると、棒で串刺しになったジャック・スパロウのシーンとか、水車の上での戦闘シーンとか、エリザベスがジャックを誘惑するシーンとか面白いなと思う所はあるんですが、全部ブツリブツリと途切れてて、一つの話として流れが凄く悪いんですよね。
でも、主役のジョニー・デップは、ジャックというキャラクターを、それこそ指の動きでも魅せますし、オーランド・ブルームはそれこそ、ジャックの代わりに船長が勤まるんじゃぁというくらいの正当派主人公のようにかっこ良く振る舞いますし、キーラ・ナイトレイ男装の麗人というシーンもありましたが、男や怪物ばかりが出てくるこの映画の華となり、ぱっと華やかにしてくれます。

個々としてみると悪くはないんだけど、全体としてみると、微妙かなという感想でした。