ホワイトボードの効能

ホワイトボードがない会議で一番問題なのは、問題について話すときに「問題=人」になってしまうことです。

ホワイトボードがない状態だと、人を見ながら話すことになってしまいます。そうなるといつのまにやら「この問題はこの人のせいだろ」みたいな雰囲気になりがちです(経験ありますよね?)。

そこで問題が出たときはホワイトボードにその問題を書き出し、みんながホワイトボードに向かって話すようにしましょう。司会者は(司会じゃなくてもあなたが)誰かが誰かを個人攻撃しはじめたときはホワイトボードに書き出し、必要ならマーカーなどでコツコツとたたきながらみんなの注意をそちらに引くようにしましょう。それだけでだいぶ雰囲気が建設的になります。

こうすることで場の雰囲気を「You vs. I」から「We vs. 問題」にシフトさせることができます。

会議の場では、十数人ならプロジェクター、数人ならホワイトボードを使って、会議をする事が多いのですが。まぁ、漠然と使用していたのですが、はっきり効能を書いてあると目から鱗。確かに、何もないと、人 vs 人っていう構造になりがちかも。しかも、お前はそっちの味方すんのかみたいな変な縄張り争いみたいなのも出がちかな。
We vs 問題という視点は重要かも。あと、その際に、原因を人に持っていかない事かな。誰のせいでスケジュールが遅れてるんだぁ〜みたいな。そうすると十中八九、嘘の報告が上がってくるから、対策にならないし。そこでは、原因が能力不足なのか、作業量の問題なのか、そもそものスケジュールの問題なのか、お金の問題なのかの要因を探す事を重要視する雰囲気にしないと。
あと、その会議では、誰が意思決定を行うのかという共通認識は必要かと。じゃないと一体誰の発言が最終判断なのかが、分からなくなるし、紛糾した時の裁定者もいなくなっちゃうし。でもこれが、自グループ内ならまだしも、複数のグループや会社が集まる、グダグダの長い会議でしかも最終決定されないとなりやすいんだよなぁと。