アンフェア 第7話

世の中にアンフェアなことなど何もない。
目には目を。復讐には復讐を。アンフェアには、アンフェアを。

犯人があの人だったのは、大体予想通りだったけど、監禁場所がそこかーという事に驚いた第7話でした。うーん、観てない人にはさっぱり分からない感想。24(TWENTY FOUR)もそうですけど、こういうどんでん返しのある話でネタばれなしで感想を書くのって難しいですね。

今回ちょっとびっくりしたのが、ドラマで仕手株の説明があった事。
ちょっと内容を説明すると、誘拐した娘の母親の銀行口座を公開し、国民当たり10円の募金をし、12億円が貯まれば、娘を返すとなった募金型身代金誘拐事件。こういった誘拐事件において犯人逮捕の手掛かりになるのは、身代金の受け渡し。だが、犯人からの要求は、集まった12億円を4億円ずつ3回に分けて、株を買うようにしろというものだった。で、犯人の目的は仕手戦にあるのではないか?と警察は判断する。

ドラマの方は本当に仕手株で儲けようとしてるのか、犯人の目的は描かれてませんが。今までの推理小説では、身代金の受け渡しは列車とか高速道路とか、色々考えられてきたけど、この株式市場を利用してというのは、オイラは初めて見ました。確かに考えてみると、あらかじめボロ株を保有しておいて、警察側に買わせれば、完璧なインサイダー情報を握っている訳だし、犯人も割り出しにくいかなぁと思いますね。そんなに簡単に上がるのか?とか、あまりに大量に保有していたら、疑われるんじゃ?とか、疑問はありますけどね。

ドラマの方も急展開をしてきて、目が離せない状態になってきました。24並のドキドキです。推理小説の戒めとして、ノックスの十戒という物(詳しくはリンク先を見てください)がありますが、このドラマも犯人がいきなり最終話に登場するというアンフェアな結末でなく、視聴者をフェアに騙して欲しいですね。